このページの要点

  1. 1就労を伴う滞在は、通称EB(ビジネス系)ビザの取得と延長が基本線です。延長は現地の代行を通すのが一般的です。
  2. 2「ビザが安く簡単」は概ね事実ですが、恒久的な前提にはできません。労働許可・納税との紐付けが強まっています。
  3. 3ビザと労働許可は別物です。ビザがあっても労働許可がなければ就労は適法になりません。
  4. 4観光ビザで入って事業を始めると、後の切替と口座開設で不利になります。最初から適切な資格で入ります。

前提:この分野は変化が速い

滞在・就労関連の制度は、ここ数年で継続的に運用が変わっています。このページの金額や日数を、意思決定の根拠にしないでください。

言えること

他の東南アジア諸国と比べ、取得のハードルは相対的に低い。

置けない前提

「低いまま続く」こと。労働許可・納税との紐付けを強める方向に一貫して動いています。

カンボジアを選ぶ根拠は、実費比較の生活コストと出資規制に置くべきです。

主な滞在資格

表は横にスクロールできます。

種別想定される対象期間の目安
観光ビザ(T)短期の視察・下見30日、1回延長可
ビジネス/オーディナリー(E, EB 等)就労・事業活動入国時は短期、現地で延長
就労者向け延長(EB)現地法人に雇用される者6か月・12か月単位
帯同家族配偶者・子主たる滞在者に準ずる

就労を伴う場合の流れ

  1. 1適切な種別で入国オンライン申請または到着時取得
  2. 2住居の確保住所を確定させる
  3. 3法人登記と雇用関係雇用契約を整える
  4. 4労働許可の取得MLVT
  5. 5滞在資格の延長入国管理局

3〜5は互いに依存しています

  1. 法人がなければ雇用契約がない
  2. 雇用契約がなければ労働許可が出ない
  3. 労働許可がないと延長で問われる

代表者本人は、法人設立と同時並行で処理する必要があります。順番の組み立てに現地の実務知識が要ります。

関連:住居 / 法人設立 / 労働許可

費用感

代行費用を含む一般的な目安で、参考値です。

  • $30–40観光ビザ
  • $35–50ビジネス系(入国時)
  • $250–400就労者向け延長年額・程度
  • $100–300代行手数料

シンガポールやタイの就労ビザと比べて安さは顕著です。ただしこれは進出後の継続コストの一部であり、進出理由にはなりません。

家族の帯同

配偶者・子の帯同は可能です。実務上の制約は滞在資格よりも学校です。

よくある失敗

  1. 1
    観光ビザで来て事業を始める

    後の資格切替や口座開設で不利になります。

  2. 2
    延長を自分でやろうとする

    窓口の運用が文書化されておらず、代行を通したほうが速く安く済みます。

  3. 3
    オーバーステイに気づかない

    日数管理を代行業者任せにせず、自社でも期限を管理します。

  4. 4
    「ビザが簡単」を進出の理由にする

    制度が変わった瞬間に説明がつかなくなります。

手続き前に最新情報で確認すべき論点

制度や運用が変わりやすく、個別の状況によっても扱いが異なる論点です。ご相談時には最新の状況を確認してご案内します。

  • EB ビザ延長と労働許可・パテント税納付の紐付けの現行運用(内務省入国管理局 / MLVT の一次情報)
  • 延長申請時に求められる雇用主側書類の範囲と、法人設立前の代表者個人の扱い
  • 長期滞在資格(いわゆるゴールデンビザ系)の現行制度と実際の発給状況
  • オーバーステイ時の罰則額と、出国時の運用

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